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このたび、新たに最近のレビューを掲載しました(日本語・英語)-2022年。
これまでは写真やアート、業界の専門家や新聞記事の掲載が多かったのですが、今回は、個人読者の方々の感想から、許可を得て掲載させていただいています。
2021年10月18日〜26日までは、バンクーバー・アート・ブック・フェアに参加しています。ほかの新作アートブックとあわせて出品します。Art Byte Critique のブース、オンラインで見られるので是非遊びに来てくださいね!新作アーティストブック「Moon」のビデオもそこでご覧いただけます。
また、今週末(10/14〜) からオンラインショップ Atelier Direct 21もオープンしています。Artbookのセクションをご覧ください。イベント期間中、10〜15%割引があり、配送料無料でお届けします。
時空を超えて、いつの時代でもご覧いただける本として、出版社・編集者からも「古くならない本」と評価され数年前に出版されたのですが、今でも新たに手にとって写真を見て読んでくださる人々がいることを知り、うれしく思います。
私の知る限り、大学生から20代、30代、40代、50代、それ以上年代の読者の方々、老若男女問わずご覧いただいたようで、少しでも、生活に、人生に、お役に立てたことは幸いです。
FAUSTUSの本には、著者の意図が何層にも重ねてあり、読者の経験値によっても理解度や捉え方が広がる本であるため、何年かたって再び開いてみると、感じ方や気づきもきっと変わっていることでしょう。
今後もそれぞれの人生の中で、改めて、読み返して(見返して)いただいて、さらに別の発見・気づきなどで、希望のある人生を歩むうえでの手助けになれば幸いです。
静かなところで、ひとりゆったりページをめくっていただのがオススメの本。
もしご感想等、ありましたら、掲載の有無に関係なくこちらからご連絡ください。
オンラインショップ「Atelier Direct 21 アトリエ・ディレクト21」は日本語・日本円での対応となります。
これまでのオンラインショップもカナダ時間18日にはアップデートされます。(こちらはドルになりますが円には自動換算されます。)
*この本は、個人の読者の皆様ほか、パリのヨーロッパ写真美術館収蔵、英国ビクトリア&アルバート美術館、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーほか、大学、図書館等、国内外の美術関係者や私的・公的機関にも収められています。出版に至るまでは米国のキュレーターや写真関係者にお世話になりました。皆さんに心より感謝しています。どうぞ、この一冊をお役立てください。
「FAUSTUS (ファウストス)」とは、ラテン語で「祝福された」という意味です。この本は、突如、これまで当然あったもの(私の場合は小指)を失うかもしれないということを宣告された時からの現実のストーリーを、結論に至るまでの過程と選択を、真の肉体的および精神的なジャーニーとして視覚的に表現したものです。誰もが体験しうる「理不尽な出来事」と「喪失」をテーマに、見る人々に、本当の幸せや祝福とは何か、人生で起こる喪失・絶望との向き合い方、それぞれ各自身の場合なども考えてもらえるうよう、説明的なジャーナリズム・フォトストーリーではなく、メッセージ性のあるアート本として仕上げました。
2021年も新たに手にとっていただいた読者の方々、愛読者の方々、ありがとうございます。皆さんの人生が、より豊かで素晴らしいものとして流れていくよう、少しでも感性が刺激され、感動や新しい視点・気づきが見出されて、たとえ望ましくない状況下にあったとしても、神様や人々の愛、笑顔などによって平安に満たされた素敵な人生となりますように。
ー著者 Misako Oba
大庭みさこ 2021年10月